英語の習い事は意味がない?8年通ったからわかる子どもに英語を学ばせるメリット
- 小学校でも英語の授業があるし、習わせた方が良いのかな。
- 自分の子どもには英語を話せるようになってほしいな
親としては自分の子どもに苦労して欲しくない。大人になってから困らないようにしてあげたいですよね。
世界の共通言語である英語を幼いうちに習得することで、大きくなってからの選択肢が広がることは間違いありません。
一方で、
「英会話教室に通わしても効果があるのだろうか」
「本当に話せるようになるのかな」
そう心配する人も多いのでは?
この記事では
- 小学校から高校まで8年間ECCに通い
- 英語教員の免許も持っている
私、英語仙人の経験をもとに、幼いうちに子どもを英会話教室に通わせるメリット、そして今自分の子どもに英語を学ばせるならこうする、と考えていることを紹介します。
習い事で英語を選ぶメリット
英語に対しての抵抗感がなくなる
うっ!英文を見ただけで頭痛が・・・
そんな人はいませんか。
実際に読んでみるとそれほど難しい単語を使っていないとしても、英文を見ただけで抵抗感を覚える人は少なくありません。
受験でも必須科目の英語ですが、苦手意識があると勉強も後回しになり、結果的に英語の点数が足を引っ張ることにもつながります。
幼いうちに英語を学習することで英語を読む機会、聞く機会が増えるため、英語に対しての抵抗が減ります。
小学校でも英語を習っているんじゃないの?
たしかに英語は教科化されました。ただ、その成果は地域によってばらつきが大きいです
小学校でも英語が教科になりましたが、悲しいことに、学年が上がるにつれて「英語の授業はキライ」という子どもの割合が増えているという調査結果もあります。
「英語が得意!」という意識を持って学習に臨めることは、学校でも自信を持って授業を受けることにつながるでしょう。
リスニング、発音のスキルが高くなる
小学校のうちに英語に触れることで英語の「耳」と「口」が育つことは間違いありません。
「絶対音感を身につけるには早いうちにピアノを習わせる必要がある」
ということはよく聞きますが、それと同じことが英語にも言えます。
僕自身は小学校3年生から英語を始めましたが、それでも中学校に上がる頃には発音(だけ)は学年トップクラスでした。
「発音ができる」ということは「聞き分けることができる」ということでもあります。
つまり、リスニングの問題が得意になります。
大人になってからでも発音を改善することは可能ですが、やはり時間がかかります。
子どものうちに鍛えておくことの大きなメリットと言えるでしょう。
英語を英語のまま理解ができる
いわゆる「英語脳」と呼ばれるものです。
英語を英語のまま理解する、つまり母語である日本語を解さずに理解するということです
これはスピーキング、話す時にも同様です。
英語を英語のまま理解できることは、英語上級者のの必須条件です。
受験英語では、長文を読むときにスラッシュリーディング(意味の区切りごとに線を引いて読んでいく)で読み解いたり、単語ごとに和訳を当てはめて意味を理解したりした人も多いのではないでしょうか。
そうした読解の方法は時間がある時には有効ですが、TOEICのように英語の処理能力が問われるテストや、対人でのコミュニケーションのように即興で言葉を選ぶ必要がある場面では
日本語で言いたいことを組み立てる→英語に直す
必要があるので時間がかかってしまいます。
幼いうちに英語を学ぶことで、英語を英語のまま理解する土台作りができます。
英会話教室のデメリット
アウトプットの時間が少ない
多くの英会話教室は一回あたり1時間、週に1回か2回ほどのレッスンが多いです。
1週間7日あるうちの1日だけ、しかもそのうち1時間英語を使うくらいではさすがに話せるようにはなりません。
これは英会話教室が悪い、というわけではなく、本気で身につけたければ日常的に英語に触れる習慣を身につける必要がある、ということです。
野球を習う子が素振りをするように、ピアノを習う子が家でも練習するように、英語も家で触れる時間が必要、というわけですね。
筆者自身は某英会話教室に8年間通いましたが、
- 家でも教材のCDを聴く
- 先生のスピーチを録音して聴く
- 洋楽を聴く
- スピーチや物語を暗誦できるよう練習する
こうしたことに家でも取り組んでいました。
英会話の効果を高めるには「通わせて終わり」ではダメなのですね
実際に英会話教室に8年通った子どもはどうなる?
筆者は小学校3年生から高校卒業まで某英会話教室に通っていました。
週に1回1時間ほど通うと、どの程度の成果が得られるのでしょうか。
- 中学、高校英語は余裕
- 高校時点で英検2級合格
- 大学に上がる頃には海外で一人旅ができる
小さいうちに英会話教室に通うことに意味がない
という意見に対して、「そんなことはない!」というのが僕の意見です
また、英語のスキル以外にも
- 英語ができることで自信がついた
- 毎日の学校生活も意欲的に参加できた
- 世界の出来事に関心を持てた
この時の経験が、今でも継続して英語が好きなことにつながっています。
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自分の子どもに英語を習わせるなら
小学校入学までに英語に耳慣れさせる
小さい時の「耳の良さ」は大人になってから失われてしまうものです。
小学校入学前に英語に触れさせることで、英語を聞き分ける耳を養いたいと思います。
実際に今年4歳になる娘は1年間こどもちゃれんじEnglishを受講しましたが、RとLの発音など、日本人が苦手とされる発音も特に教えることなく発音できていることにはびっくりしました。
ただ、入学前に英語を教えることは、賛否が分かれる部分だと思います。
「日本語も十分に話せないうちに英語を学ばせても意味がない」という意見は一理あります。
一方で、言語能力は思春期頃までに完成されるという研究もあります。
Le㎜eberg(1967)は,言語は幼児期から思春期頃(12-13歳ぐらい)までに完全に習得され,それ以後に学習を開始しても不十分にしか習得が行われないという仮説を立てた.
言語習得の臨界期について(白畑 知彦)https://www.jstage.jst.go.jp/article/secondlanguage2002/3/0/3_3/_pdf/-char/en
これが現在最も広く知られている言語習得における臨界期仮説(critical period hypothesis,CPH)の 基本的主張 であ る.
僕自身が「もっと早くやってたら・・・」と考えてしまうっていうのがいちばんの理由なんですけどね。
英語を話す機会を作る
習い事だけで英語がペラペラにならないのは大きく二つの理由があります。
それは「頻度と必要性」です。
英会話教室の1時間では話す時間が足りないことは先ほども触れました。これが頻度の部分にあたります。
そしてもう一つ。
「英語を話せないと困る!」と思わせる何かがあると英語学習はより加速します。
これはそんな堅苦しいものである必要はありません。
- 英語のスピーチの授業がある
- 洋楽を歌えるようになりたい
- 英語が話せた方がかっこいい
こうした自発的な意欲を自分で持てる子どもは意欲的に学習に取り組みます。
親として、英語を使っている姿や洋楽を楽しむ姿を見せていくことで、英語を「特別視」しないようにしたいですね。
英語は手段、目的を意識させる
これは僕自身の後悔でもあります。
英語に自信がつき、学習にも身が入る一方で、「何のために英語を学習するのか」がすっぽり抜け落ちていることに気がついたのは大学生に入ってからでした。
英語はあくまでコミュニケーションの手段です。
英語で伝えたい「何か」があって初めて意味を持ちます。
- 将来バスケ選手になってアメリカで活躍するんだ
- 海外の大学に留学するんだ
- 研究者になって英語で論文を書くんだ
小学生、中学生くらいでこんなことまで意識している子どもはほとんどいないでしょうが、これはどの教科の学習にもつながります。
英語の学習だけでなく、幅広く興味を持てるよう、様々な経験をさせることが、結果的にグローバルな視野を持つきっかけになると考えています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
子どものうちに英語を学ぶことメリットは「英語が話せる」というだけでなく、より広い視野を持って世界を見るきっかけをくれるという点にあります。
習い事を通して、子どもの選択肢を増やしてあげたい
そう思う人には英会話は良い選択肢ではないでしょうか。
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